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結晶塗装・・作業工程説明 (DIY) [焼付け塗装]

自分が忘れないように・・・


見ている方にも参考になれば良いなと思い・・・


結晶塗装(リンクル塗装)の作業の流れを紹介いたします。


塗装したパーツはこれ・・・


s-DSC02277.jpg


エンジンのヘッドカバー・・・


古い塗装は剥離して、汚れは落とした状態から紹介します。


s-DSC02280.jpg


カバーの裏も綺麗な状態になっています。


Holts(ホルツ) ペイントリムーバー MH261 [HTRC6.1]

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  • 出版社/メーカー: Holts(ホルツ)
  • メディア: Automotive


パーツを綺麗にした状態からが塗装のスタートになります。


パーツに油脂分がない状態が塗装の前提になりますので


しっかり脱脂しておきます。


脱脂職人シリコンオフ1L/ (静電除去剤配合タイプ)

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  • 出版社/メーカー: 太陽化学株式会社
  • メディア:
このような脱脂剤なる物が売られていますので、使用すると、失敗が激減します。





塗装前段取り 1


サンドブラストによる塗装密着力のアップ


こんな機械の中にパーツを入れまして、砂を吹き付け、塗装面の汚れ落としや塗装面の表面に凹凸を作り塗料の密着力をアップします。
s-DSC02284.jpg
パーツをサンドブラストの機械に入れる前に、下準備が必要です
s-DSC02290.jpg
砂を当てたくない(守りたい)場所に養生(マスキング)を行います
エアーの力を使って砂をパーツに当てて汚れなどを落としますのでかなりの威力があります・・・
ですのでガムテープ(厚手)を使って、砂を当てたくない部分を養生(保護)します。
s-DSC02287.jpg
出来るだけ丁寧にガムテープを貼っていきます。
作業前に油脂分を除去出来ていれば、ガムテープは強固に密着して剥がれません
脱脂は大切です!!
s-DSC02291.jpg
パーツのマスキング完了
この状態でやっとサンドブラストの機械の中に入れられます。
結晶塗装自体は、サンドブラスト処理を行わないでも、塗装は出来ます。
脱脂を十分に行っていれば塗料自体は密着します。
では、サンドブラスト処理を行う理由はなんででしょう?・・・・・
理由は、塗装表面に砂を当てる事によってパーツが凹凸(ザラザラ)になります。
この凹凸(ザラザラ)が塗装表面積を増やし(アンカー効果)、塗料を引っかかりやすくなり
塗料が剥がれ難くなります。
サンドブラスト処理をしていない状態より、長い期間塗装が剥がれ難くなります。
砂の種類(粒の大きさ)も色々あり、自分は塗装の剥離や汚れ落としには#80番と言うすなを使っています。
今回は、塗装前の下地処理ですので、#120番を使用しました。(#120~#240ぐらいがおすすめ)


金剛砂 #120 (2kg)

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  • 出版社/メーカー: ゆめ画材
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s-DSC02293.jpg



パーツをサンドブラストの機械の中に入れます。


手前に映っているホースから、エアーの力を使って勢いよく砂が出てきます。


この砂をまんべんなくパーツに当てていきます。



s-DSC02295.jpg


なるべくムラが出来ないように全体に砂を当てます。


s-DSC02299.jpg


サンドブラスト処理が終わったら、次の工程に移ります。



作業工程 2


水洗い・・・



砂が付いた状態では塗装が出来ません・・・


ですので水洗いします・・・


s-DSC02298.jpg


サンドブラスト保護用のガムテープはすべ外します


水洗いついでに、さらに脱脂、足付け(塗料の密着力アップ)を行います。


まだパーツに付いているかもしれない油汚れを完全に除去します。


洗剤は中性洗剤でも大丈夫です。


自分は、

関西ペイント SUウォッシュコンパウンド 917-400

関西ペイント SUウォッシュコンパウンド 917-400

  • 出版社/メーカー: 関西ペイント
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この、SUウォッシュコンパウンドを塗装前の水洗いに使用しています。


このコンパウンドは、バイクや自動車塗装前の塗装前水洗い(足付け)用として売られています。


塗装前の表面処理剤などが入っていて、塗料の密着力がアップします。


使用時はゴム手袋を使用してください!! 手がヌルヌルします(手が荒れます)



s-DSC02301.jpg


歯ブラシなど使って、細かい処まで洗います。




s-DSC02303.jpg


たっぷりと水洗いして、洗剤成分を洗い流します。


出来ましたら、エアブローして水分を飛ばしてください。


ネジ穴など、奥まった部分を、しっかりエアブローして残った砂などを吹き飛ばします。


エンジンパーツですので、砂が残っていたら大変です!!



s-DSC02348.jpg


サンドブラスト処理+水洗後の状態


粗い砂を使うと凹凸(デコボコ)になりすぎて塗装面に影響します(汚い塗装面になります)


細かい砂を使うと塗装面の密着力がアップしません(サンドブラスト処理・・意味なし)


適度なサイズの砂の使用が重要になります。(今回は#120番使用)



s-DSC02349.jpg



裏面も洗剤で洗い、なるべく油脂分の除去を行います。


これで塗装前の下準備が完了です。




作業工程 3


マスキング処理



塗装がくっ付きたくない部分にマスキングテープを使って養生(保護)します。


マスキングテープは、車両用を使用してください!!


車両用は、今回の塗装のように高温で焼き付け塗装する場合でも対応しており、


のり残り(べたべたする)もありません。


ホームセンターなどでも売っています。(車両用を買ってください)


同じ色で、建築用なる物もありますが(少し安い)使わない方がいいです。


自分は・・・・後悔しました・・・(安かったから・・・)



s-DSC02350.jpg


マスキングテープの幅はいろいろありまして・・・


今回は、50mm幅 24mm幅 12mm幅 など適材適所で使用しました。



s-DSC02352.jpg


マスキング処理はなるべく丁寧に・・・



s-DSC02353.jpg



慎重に・・・・・



s-DSC02354.jpg




細かい部分は、マスキングテープをはみ出す様に貼ってから、カッターを使って余計な部分をカットします




これで塗装前の下準備は終了です。




作業工程 4


塗装(結晶塗装)




今回の結晶塗装はスプレーガンで吹き付け塗装しましたが


缶スプレータイプも販売しています

カーベック(CARVEK) 結晶塗料 黒 ブラック スプレー缶 300ml 1666 [HTRC3]

カーベック(CARVEK) 結晶塗料 黒 ブラック スプレー缶 300ml 1666 [HTRC3]

  • 出版社/メーカー: カーベック(CARVEK)
  • メディア: Automotive
カーベックさんが販売している商品です。


使用した事はありませんが、凹凸の少ないパーツにはよさそうです。


色も黒・赤・黄色・青などがあるそうです。


s-DSC02433.jpg


今回の塗料も、カーベックさんのスプレーガン用の結晶用塗料を使いました


カーベック(CARVEK) 結晶塗料 赤 レッド 1L缶 1672 [HTRC3]

カーベック(CARVEK) 結晶塗料 赤 レッド 1L缶 1672 [HTRC3]

  • 出版社/メーカー: カーベック(CARVEK)
  • メディア: Automotive
スプレーガンで塗装する場合は、色を混ぜたり、塗料の粘度(硬さ)を調整したりできますので


細かい色の調整や細かい部分などに塗装するには最適です!!


s-DSC02647.jpg


基本色 黒 赤 青 黄色 を使ってオレンジや緑なども作れます



s-DSC02436.jpg


今回は、日産の純正色に近い色で塗装しましたので 赤 黒 黄色 を混ぜ合わして調色しました


この色の配合は、パーツ新品(当時物)をお借りして作りましたので、当時の新車時の色に近いものに


なっています。(この依頼主様専用のカラーですので、色の配合は秘密です!)



s-DSC02439.jpg



調色した色は、少し濁った赤になります。



s-DSC02369.jpg



今回の結晶塗装用の塗料は、焼き付けタイプになります。

120度で20分間高温乾燥させるタイプになります。


インターネットを検索すると色々な方がアイディアを出して乾燥させています。


すごいです。



自分は、心配性なので機会に頼ります・・・(今はプライベーターなのに・・・)


採算度外視したプライベーターは、プロ顔負けです・・・


現在、自分もプロからプライベーターになりましたが、お金も時間も制限がなくなった分


こだわりをもって作業が出来ます!!



s-DSC02441.jpg


よこみちにそれてしまいましたが、塗装作業を開始します。


作業手順としましては(この方法は自分のやり方ですので他の方のやり方はしりません・・・)


焼き付け乾燥炉(プログラムオーブン)を使用します。


この乾燥炉を使うメリットは、ゆっくり温めて、指定温度になりましたらタイマーオン・・・そして


指定時間でタイマーオフ・・・・・そしてゆっくり外気温まで温度を下げます


この”ゆっくり”が大事で、ゆっくり全体にパーツを温めたり、冷やしたりする事でパーツが歪むことなく


焼き付け塗装が出来ます。



まずは、塗装するパーツにスプレーガンで、浴びるように脱脂剤(シリコンオフ)を吹き付けます


最終の脱脂処理を行います。


そしてエアブローで乾燥させます。




塗装に使うエアーには、水分が混ざってはダメです!


自分は、コンプレッサーから出てくる水分をまずは水分除去のフィルターを使います


そして、エアコンフィルターなる物を使用して除湿します。


これでほぼ、ホースから出る水分を除去出来るのですが、さらにスプレーガンの手元に


最終の湿気取り用のフィルターをセットしています。


塗装に水分は大敵です。




シリコンオフで最終脱脂したパーツは乾燥炉に入れて


50度に温めます・・・シリコンオフの最終強制乾燥とパーツの保温(この保温結構大事)



ここからは時間との勝負になります。



調色した塗料をスプレーガンに入れ・・・待機  (今回のパーツで1個約100ccの塗料使用)


保温していたパーツをセット


s-DSC02441.jpg



そして・・・冷めないうちに塗装・・・


スプレーガンを使用していますので、塗装パターンを狭めて塗り難い部分を最初にスポット塗装


そして通常パターン(全開)に戻して全体を約3周塗装・・・一気に塗ります!!


通常の自動車塗装とは塗り方が違います。


パーツを保温(約50度)していますので塗料が垂れることなく厚塗り出来ます(します)


使用しているスプレーガンの径は1.3mmです。塗料の粘度は気温などによりますが、今は(夏場は)


シンナー約30%足して薄めています(塗りやすくしています)



塗装したら・・・素早く・・・乾燥炉へ・・・GO!!


s-DSC02372.jpg



たっぷり塗っていますので、塗りたてはテカテカしています。




s-DSC02374.jpg



120度で20分・・・・チジミました・・・


外気温にもよりますが、温度設定は約1時間かけて120度になるように調整して20分間の焼き付け乾燥


そして2時間以上かけて常温に戻します。


乾燥終了!!



s-DSC02428.jpg



均一にチジミ模様が出来ました!!




s-DSC02432.jpg



焼き上がりです!!





作業工程 5


ヘアライン仕上げ



塗装乾燥後・・・文字部分の金属を出していきへライン仕上げを行っていきます。



s-DSC02446.jpg



金属を出していきたい部分以外をガムテープ(2枚貼)で養生します。




まずは機会を使って塗装を剥がします。


サンドペーパー80番で塗装を剥がします



s-DSC02450.jpg


80番でこのぐらいまで塗装を落としましたら


次は、手作業になります。


サンドペーパー120番を当て板につけて


一方方向に文字を削っていきます。


目安は80番のペーパー目(キズ)が消えるまで行います


続いて180番のサンドペーパーに変えて120番のペーパー目(キズ)が消えるまで


一方方向に削っていきます。


そして・・・・240番・・・・同様に削ります。


s-DSC02448.jpg


240番の状態・・・一方方向に削る事によってペーパー目(キズ)が綺麗に


ラインとして残り模様になります。


自分は240番で止めますが(一番自然な感じ)もっと鏡面に近づけたい場合は、320番 400番

600番 800番 1000番 1200番 1500番 2000番

とペーパーを変えて削っていくと・・・顔が映ります・・・・鏡面仕上げ



そしてガムテープを剥がして・・・・完成です


削った文字部分にクリアーを塗り、劣化しないように保護したりする場合もありますが、


なんか不自然に見えてしまう為、今回は行っていません・・・・


カスタムカーなど、ゴージャス使用の場合は、クリアー保護でピカピカ使用もありですが


今回のような、当時物にこだわるレストアなどの場合は、なるべく自然な感じに仕上げています。


適材適所・・・その人に合った仕上がりで・・・・こだわりをもって作業できるのが・・・・


プライベータの良いところ!!


s-DSC02454.jpg



今は、好きな時、好きな時間だけ・・・好きな人のパーツと自分のパーツを塗装しています。


仕事では受け付けていませんが・・・・


やっぱり・・・塗装仕事は大好きです!!!



プライベーター最高!!





いろいろな趣味の塗装やDIY工作を紹介しているHPを作成中です


興味のある方はみて下さい!!









ミニモト CARVEK小型乾燥器クラフトオーブンCV-Junior

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  • 出版社/メーカー: ミニモト
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カーベック(CARVEK) 結晶塗料 赤 レッド 1L缶 1672 [HTRC3]

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タグ:結晶塗装
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エイプ、XRモタード系ヘッドカバー結晶塗装(焼付塗装) [焼付け塗装]

ミニバイク用ヘッドカバー

(Ape50/100 XRモタード50/100用 デイトナ ノーマルヘッド用シャワーヘッドカバー)

の結晶塗装を行いました。

0038.JPG

新品パーツでの作業ですので下地処理の時間がほとんどかかりません・・・・

洗浄後・・・・マスキングをしてサンドブラスト処理(密着性アップの為)を行いました・・・

0039.JPG

サンドブラスト前は厚みのあるガムテープで養生・・・・

塗装前は熱に強いマスキングテープを使用して養生します・・・

そして・・・・

0066.JPG

焼き上がり・・・・

0069.JPG

文字部分を素地出し(鏡面仕上げ?)して完成です!

素地出し部分は通常・・・そのままの仕上げで完成ですが

ご要望があればクリヤーコーティング処理を行います。

質感を重視したい場合は、クリヤーを塗らない方が良いと思います。

追記・・・

オーナー様が装着後の画像を送って頂けました。

240000.jpg

ありがとうございました!

色々な結晶塗装の作品や作業工程の紹介をしたHPを作っています

よろしければ見てください!

https://www.k-design102.com/

カーベック(CARVEK) 結晶塗料 レッド P048-8535 [HTRC3]

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  • 出版社/メーカー: カーベック(CARVEK)
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カーベック(CARVEK) 結晶塗料 ブラック P048-8536 [HTRC3]

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ホイール塗装・・・・・つや消しブロンズ & ハイパー塗装 [焼付け塗装]

ホンダNSR50のホイールを塗りました・・・・・

前回は・・・・

ツヤのある塗装・・・・・

033.jpg

 ハイパー塗装?・・・・・・・

そして・・・・

今回は・・・・

つや消しで・・・・・・塗装しました・・・・・・

0018.JPG

まずは・・・・

旧塗装を剥離剤で剥がしました・・・・・・

そして・・・・・・

0001.JPG

サンドブラストで下地処理・・・・・

今回はいつも使う大きさの砂とちょっと番手の違う砂を使い

表面を仕上げました・・・・

そして・・・・

0006.JPG

完成!!

つや消しのブロンズで仕上げてみました。

0007.JPG

使った塗料はガンコート・・・・焼付け塗料です。

ガンコート(耐熱塗料)はいつも使っている自動車塗料より

乾燥後は硬く(硬度がある)なるので

塗膜(塗装の厚さ)を薄くしても大丈夫そうなので実験で塗ってみました・・・

薄く塗る事で下地(素地)の表面の状態に合わせた仕上がりが可能になりました・・・・

0009.JPG

ちょっとザラザラした質感のいい感じの仕上がりになりました・・・・・

このザラザラした凹凸を出す為にサンドブラストでザラザラを作りました・・・・

このいい感じのザラザラを出したい為に塗装を薄く塗りたかったのです・・・・

自分が使っている自動車塗料でではこのような質感は出せませんでした・・・・

ガンコート(耐熱塗料)・・・・・奥が深いです・・・・・・

まだまだ色々試してみよう・・・・・・

結晶塗装、ガンコート、小物塗装に関するご質問、お見積もり、依頼は

 http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html



ピカピカレイン専用カーシャンプー ピカピカレイン施工後のお手入れに最適[PRAIN-SHAMP]

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結晶塗装・・・・仕上げ作業編(アルファロメオ) [焼付け塗装]

前回、結晶塗装の下地作り工程を紹介いたしましたが

今回は最終仕上げまでの作業工程を紹介いたします。

 F0002.JPG

塗装前のマスキングを完了しましたら

シリコンオフなどの脱脂剤で最終洗浄を行います。

そして

パーツを完全乾燥させます。

ここまでが塗装前の下準備になります。

ここからが楽しい塗装の時間になります!

まずは・・・・

3F0003.JPG

今回のパーツは仕上がりの色が ”赤” になりますので

発色良く、綺麗な色が出せるようにベース色を吹きました

このベース色は仕上げの色によって色味を変えて

仕上げの色が綺麗に出せるように調整しています。

そして・・・

3F0005.JPG

結晶塗装を塗り、乾燥炉に入れて指定温度までゆっくり上げて焼付け乾燥させます。

この塗料は常温や指定温度以下での乾燥ではキチンとした硬化はせず

綺麗なチヂミ模様がだせません。(出せるかも知れませんがちょっと不安です・・・)

3F0006.JPG

外部から中の温度をデジタル表示で確認出来るのでとっても安心です。

指定温度までゆっくり上昇しますので

パーツを均一に歪み無く温めることが出来ます。

焼付け完了後も

いきなり乾燥炉から出さず、次の日までゆっくり温度を落としてから取り出すようにしています。

急激な温度変化はパーツの歪みなどが出る恐れがあるので避けるようにしています。

F0010.JPG

そして・・・結晶塗装完成です。

ここで完成のパーツもありますし

ここからさらに仕上げるパーツもあります。

3F0011.JPG

このパーツはさらに仕上げていきますので

キズを付けたくない場所にマスキングをしていきます。

3F0012.JPG

サンドペーパーで粗め~中目~細めという順番で塗装を剥がし下地を出していきます。

 そして

最終的な仕上げをして完成です!!

F0020.JPG

明るい所で最終チェックをして良ければ・・・・・・

記念写真を撮って完成です!!

3F0023.JPG

3F0025.JPG

この結晶塗装・・・

色々試行錯誤しまして

今回、作業紹介したような工程で作業を進めています。

オレ102HPでも

結晶塗装の作業紹介、作業依頼、完成パーツの紹介などしていますのでご覧ください。

http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html

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アルファロメオ■七宝焼エンブレム■直径75mm■現行車サイズ

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  • 出版社/メーカー: カフス専門店 CUFF.JP
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結晶塗装・・・下地処理編(アルファロメオ) [焼付け塗装]

結晶塗装を施工するにあたっての

作業の流れを紹介いたします。

今現在、K-designのオレ102はこのような手順で作業を進めています。

007.jpg

まず初めに

施工パーツの状態を確認いたします。

この最初の状態によって作業の方法が多少変わってきます。(金額も変わってきます。)

0002.JPG

 このようなパーツの状態ですと

まず初めに ”塗装剥離” を行い、旧塗膜を落としてからの下地作りになります。

010.jpg

下地作業前の作業としまして

油分の除去・・・・・汚れ落し・・・・・

などの名目で水洗いによる(もちろん洗剤を使います)洗浄を行います。

そして・・・・強制乾燥・・・・・

乾燥後・・・・・脱脂剤による油脂分除去を行います・・・・

そして・・・・・

017.jpg

 サンドブラスト前に

砂が当たってはいけない所を養生(マスキング)します。

この時、ガムテープなど厚手の物を使用し、サンドブラスト対策をします。

そして・・・・

022.jpg

サンドブラスト完了です・・・・

このようにサンドブラストの砂を当てたくない場所の保護をする為のガムテープを

最後まで密着させる為に最初に行った脱脂作業は重要になります。

036.jpg

 そして・・・・

砂・・・・ホコリを除去する為に

再度、水洗いを行い塗装面を綺麗な状態に仕上げます。

そして・・・・

039.jpg

今度は塗装が付いてはいけない所を養生(マスキング)します。

このように

塗装が出来る状態までにもっていく ”下地作り”は

仕上げの状態(良し悪し)を決める大変重要な部分ですので

手を抜く部分がありません・・・・

そして・・・・・

この後・・・・・やっと仕上げ塗装に入れます・・・・・・

下地処理編・・・・・終わり 

オレ102HPでの結晶塗装紹介はこちらです

http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/kousaku-tidimi.html






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ハーレーエンジン、リンクル塗装(結晶塗装) [焼付け塗装]

結晶塗装(リンクル塗装)を施工出来るようになって

 自動車パーツ(ヘッドカバー、タペットカバー)などをメインに紹介してきましたが

バイクのパーツにも施工していますので紹介させていただきます。

今回、リンクル塗装(結晶塗装)を施したのは

ハーレーダビッドソンFLSTF(ファットボーイ)のエンジンパーツになります。

作業手順はバイクも自動車も一緒です。

まずは下地処理・・・・・・

390008.JPG

旧塗装が残っているので

剥離剤による塗装剥がしをします。

390012.JPG

これがけっこう大変でなかなか上手く塗装が剥がれてくれません・・・・・・・

何度も剥離剤を使い、塗装を剥がしていきます・・・・・・

そして・・・・・

ある程度剥離出来ましたら水洗いによる剥離剤を落とす作業をします。

続いて水分を乾燥させて

サンドブラストによる旧塗装の完全剥がしと

塗装密着向上の為の足付けを行います。

390039.JPG

事前にサンドブラストの砂がかかってはいけない所は

ガムテープなどでマスキングをします。

サンドブラスト後、中性洗剤をつかって水洗いをします。

そして

390043.JPG

乾燥させて、塗装出来るようにマスキングをします。

塗装前に最終脱脂をシリコンオフで行い塗装を行います。

390045.JPG

今回のリンクル塗装(結晶塗装)は焼付け用塗料ですので

決められた温度まで加熱しないといけません

塗装前のパーツも綺麗に塗るために、ある程度温めてから塗装をします。

390048.JPG

焼付け乾燥後の状態です。

フィンの奥まで全体を均等に塗装しました・・・(完全ではなかったですが・・・・・)

こういう箇所の塗装は難しいです・・・・・(まだまだ未熟です・・・)

これからさらに技術を高めていきたいです・・・・・

  (このブログは自分の反省会も含まれていますのですみません・・・)

リンクル塗装(結晶塗装)乾燥後・・・・・

こんな作業もしました・・・

390053.JPG

フィンの際(先端部)を下地を出して仕上げていきます。

サンドペーパー120番から始まって150番~180番~240番・・・

とちょっとづつ番手を上げていきツヤを出していきました・・・・・

390055.JPG

塗っただけと比べると締まって見えます・・・・

シリンダー1個で約2時間以上かかりました・・・

390067.JPG

 この磨いた部分にクリヤーコーティングを施しました・・・

そして完成です!!

クリヤーコーティングしたことによって下地(素地)の腐食を長期にわたって

保護してくれると思います・・・

そして・・・・

390069.JPG

シリンダーヘッドは赤のリンクル塗装(結晶塗装)を施しました

綺麗な赤を出すために下地塗装もしています。

390025.JPG

こんな凹凸のあるパーツも均等に塗ることが出来ました・・・・

結晶塗装(リンクル塗装)施工受付しております・・・・

自動車パーツ、バイクパーツ、その他?

60センチぐらいまでの大きさでしたら施工できますので

ご依頼ください。

ご注文はこちらから・・・(オレ102のHPです)

http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html

デイトナ:金属面専用 強力塗装はがし剤

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カーベック(CARVEK) 結晶塗料 ブラック P048-8536 [HTRC3]

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カーベック(CARVEK) 結晶塗料 レッド P048-8535 [HTRC3]

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カーベック(CARVEK) 結晶塗料 ブルー P048-8537 [HTRC3]

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結晶塗装・ガンコート施工依頼開始!! [焼付け塗装]

趣味で始めたHP・ブログを使って

趣味で始めた結晶塗装・ガンコートが綺麗に塗れるようになったので

個人的にですが

結晶塗装・ガンコートの施工を受け付けたいと思います。

 かなりお得な価格に設定しておりますので

ぜひ一度価格表をご覧ください!!

こちらから・・・http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html

 

結晶塗装は主に自動車のタペットカバー(ヘッドカバー)によく施工しますが

工業用製品などでは色んな用途に使われています

 024.jpg

カラーも赤 青 黄色 黒などがあり、混ぜ合わせる事により

より多くのカラーを作ることが出来ます。

 120度で焼付け乾燥するので

その温度に耐えられる金属や樹脂パーツに施工できます。

 

 

ガンコートは耐薬品性・高放熱性にすぐれ、完全硬化後は9H(自動車塗装はB~Hぐらい)

もの硬さが得られます。

ブレーキ液に浸しても塗装面が侵食される事がないそうです。

剥離剤も効かないそうです。

 

390008.JPG

 

カラーも多く出ており、約30種類あります。

黒(ブラック)は艶消し、半艶、艶ありがあります。

この塗料は特殊で170度で1時間の焼付け乾燥が必要になります。

ですのでこの温度に耐えられるパーツ(金属)での施工になります

主にバイクエンジン ラジエター オイルクーラー 自動車パーツ ホイールやブレーキ関係

など、他にも色々ありそうです。

ガンコートに関しては60センチ以内の施工になります。

ご質問や施工依頼はこちら・・・http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html

 までお願いします。

 

他にもFRP補修や加工、バイク塗装などもご相談にのれます。

 

本業の自動車関係のご依頼は

 こちらにご連絡ください・・・http://www1a.biglobe.ne.jp/suzutoso/

車検や修理 塗装に板金 保険関係も大丈夫です。

ぜひご相談ください!

 

 

 

 

 

 

 


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結晶塗装・・・・・も調色可能に・・・模様塗料 リンクル [焼付け塗装]

以前から結晶塗装は施工することが出来ましたが


今回購入のプログラムオーブンを使うことによって


より安定したチヂミ模様が出せるようになりました!!


以前は高出力の赤外線ヒーターを使ってパーツ温度を頻繁に測って

付きっきりで温度管理をしなくてはなりませんでした・・・・・


今では


パーツの予備加熱(塗装前のパーツの温度管理)も設定温度で指定でき・・・


塗装後は・・・・・自動で温度管理してくれます・・・・・


今までの気の抜けない作業は何だったのか?・・・・・・・・・・

と思うぐらい

大変立派な部下(オーブン君)を持つ事が出来ました!!


やっぱり道具だな・・・・と改めて感心いたしました・・・・・


あとは上司(オレ102)が部下(オーブン君)をどれだけ有効に使いこなせるかにかかっています・・・・


生かすも殺すも上司(オレ102)次第です・・・・・・・・・


頑張って良い上司になろう・・・・・・・・




390016.JPG



390015.JPG



これから扱えるカラーはどんどん増えていく予定です!!





これからの課題は・・・・・・・・


写真の撮り方だな・・・・・・・・・・・


下手すぎる・・・・・・・


携帯電話のカメラでは限界なのか・・・・・・・




頑張ろう・・・・・・


結晶塗装(リンクル塗装)の施工が出来るようになりました!!

施工依頼はこちらからお願いします。

http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/kousaku-tidimi2.html

 

カーベック(CARVEK) 結晶塗料 ブラック P048-8536 [HTRC3]

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  • 出版社/メーカー: カーベック(CARVEK)
  • メディア: Automotive


カーベック(CARVEK) 結晶塗料 レッド P048-8535 [HTRC3]

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  • 出版社/メーカー: カーベック(CARVEK)
  • メディア: Automotive


カーベック(CARVEK) 結晶塗料 ブルー P048-8537 [HTRC3]

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  • 出版社/メーカー: カーベック(CARVEK)
  • メディア: Automotive



25307-06 プライマリーカバ リンクルブラック [並行輸入品]

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  • 出版社/メーカー: HARLEY-DAVIDSON
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焼付け乾燥窯 高温恒温器・・・ [焼付け塗装]

ついに・・・・・



やってしまいました!!



購入・・・・・・・・





それは・・・・・・・・・・・・






じゃ~~~ん








390045.JPG





これです!!



これを見て何に使うか分かる方いますか?





中身は・・・・・






390042.JPG





こうなっています。



棚などをつけたりします・・・・・・・・・・




高温恒温器(コウオンコウオンキ)・・・・・・・・・・・




別の名は・・・・・・・・プログラムオーブン




オーブン??




そうです・・・・・暖めるんです・・・・・・高温で・・・・・・・




あ~~~


楽しみだ!!


早く実験をしよう!!







趣味のミニバイクレースや板金・塗装の作業例や塗装作品紹介をした

ホームページも作っています。

よろしければ見てください。

http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html





マイホームのリフォームも紹介しています。

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