FRP製カウルの一部形状変更と修正をしてきましたが

やっと楽しい仕上げ塗装までこぎつけました・・・・・

前回は・・・・・

形状変更をした部分のサフェーサーを吹いた所まで紹介しました・・・・

今回はその続きからです・・・・

アッパーカウル以外にも補修をしないといけないパーツがあったので

そのパーツも平行して補修していきました・・・

細かいキズは400番ぐらいのペーパーで研いでいき

少し大きい傷や亀裂はパテを使ったり、FRPで補修をしたりしました・・(ほぼ全パーツ・・・)

そして・・・・

サフェーサーを吹いていきました・・・・

アッパーカウルに関しては一度エアインテーク部分にサフェーサーを吹いて

乾燥後、400番のペーパーで研ぎます・・・

そして、またサフェーサーを吹きました・・・

アッパーカウルは2度目は全体に吹きました・・・

(裏側は切った貼ったをしたようには見えないと思います・・・自己満足)

予備?(FRP複製の為の型取り・・ただのパクリ?)に使ったタンクカバーも

塗装をする段取りをしていきます・・・・

今回、このタンクカバーはメス型を取る為にかなりワックスをすり込みました・・・・・

塗装面には油分(もちろんワックスも)は厳禁です・・・

その為、気合で付けたワックスをさらに気合を入れて ”完全” に落としていきます。

FRPパーツは製作の過程で必ずワックス(離型の為)を使います・・・

ですので・・・

どんなFRPパーツも塗装前はかなりの気を使います・・・・

今回、タンクカバーのワックスの落とし方はシリコンオフ(脱脂材)を使いました・・・

まずはウエスにたっぷりシリコンオフを付けてタンクカバー全体に付けていきます。。

そして・・綺麗なウエスで拭き取ります・・

さらにスプレーガンにシリコンオフを入れてたっぷり吹き付けます・・

そして乾燥・・・

気になるようなら何度か繰り返します・・・

シリコンオフをもっていない方などは中性洗剤をスポンジなどに付けて入念に水洗いを

すればワックスは落とせると思います・・・

この脱脂を今回塗るパーツ全部にしました・・・(この脱脂は各パーツの各作業前にしています)

そしてタンクカバーに戻りますが、脱脂後、足付け(塗料の密着を良くする為の作業)

をしていきました・・・

この ”足付け”(あしつけ)と呼んでいる作業は、パーツに何か(パテや塗料など)

を付ける時に剥がれにくくする行為の事です・・

おもにパーツにキズを付けて何か(パテや塗料)を塗る部分の表面積を増やし

塗った物を剥がしづらくします・・・

このキズを付ける ”深さ”(キズの大きさ)も塗る物によって違ってきます。

たとえば、パテでしたらペーパーの80番~240番位

サフェーサーでしたら、ペーパーの80番~400番位

塗料の足付けだったら400番~1500番位

など、その材料によって適正なキズの深さがあります・・

これを間違えると密着不良(剥がれたり)や塗ったあとにキズ(ペーパー目)が見えたり

します・・・・

今回塗ったタンクカバーや他のパーツは約600番相当のペーパーで足付けしました・・・

足付け後・・・ホコリを綺麗に拭き取って再度シリコンオフで脱脂しました・・・

脱脂後は塗装し易いように各パーツをセットしていきました・・・・

つづく・・・・・

趣味のミニバイクレースや板金・塗装の作業例や塗装作品紹介をした
ホームページも作っています。
よろしければ見てください。
http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html




<入門ビジュアルテクノロジー>塗料と塗装のしくみ

  • 作者: 恒和化学工業技術本部
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2005/08/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


クルマ&バイクの塗装術

  • 作者: 中沖 満
  • 出版社/メーカー: グランプリ出版
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


絵とき「塗装」基礎のきそ

  • 作者: 坂井 秀也
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本