凹んだ車を直してみよう!板金塗装・4 [塗装]
前回は板金屋さんの鉄板部分の作業を紹介しました。
今回はその続きを紹介していきます。
パテ処理終わっていました・・・・・
ここまでが板金屋さんの作業です。(この会社では・・)
自分の作業に熱中しすぎてパテ工程の写真を取れませんでした・・・
今回のパテは板金パテ(中間)1回、ポリエステルパテ(仕上げ)1回づつでした。
板金部分全面にパテが入っていますが厚塗りにはなっていません。
ここでバトンタッチです。
ここからがオレ102の作業範囲になってきます。
板金屋さんはパテを120~150番のペーパーで仕上げます。
そして塗装屋(オレ102)はそこからさらに様子を見て微調整をしていきます。
まず、板金から上がってきた車をよ~く見渡します・・
板金屋さんは大きい所の凹みや歪みを直します。
そして塗装屋は板金屋さんが直した部分とその周辺をよ~くチェックします。
大きい凹みの周りには小さい凹みが結構あり気づき難いです。
まず、補修面を良く見たら、次は手でチェックします。
手の感触はかなり正確で1mm以下の段差や歪みなどはすぐ分かります。
手はなるべく利き手ではない方で触るようにします。
利き手はよく使う分、手の皮が厚くなっていて感度が少し鈍いからだそうです。
(師匠が言っていました・・・)
今回も手で触ってパテ部分をさらに240番のペーパーで調整していきます。
ここでパテが足りない部分があればさらにパテを付けて調整していきます。
今回はありませんでした。
パテ修正後、ホコリを取り除き、脱脂をします。
いきなりですが、サフェーサーを吹きました・・・(いつもいい所は撮り忘れます・・)
今回使ったサフェーサーは厚塗り出来るタイプで80番のペーパー目を消せるそうです。
しかし、いつもサフェーサー前は150番~400番の間で仕上げます。
今回は240番のペーパーで仕上げてからサフェーサーを吹きました。
今回の車体は黒ですので、特に歪みなどはすぐ判ってしまいます・・・
そこで、今回はサフェーサーを2度吹く作戦に出ました・・・
1度目のサフェーサーは空研ぎ(サンドペーパー)の320番で歪み取りを
行なっていきます。
1度目のサフェーサー研ぎが終わったら、ペーパーを当てた面より
少し広い面を400番のペーパーで研いでいきます。
そして、ホコリを取り、脱脂をしてマスキングをします・・・・
2度目のサフェーサーです・・・・
1度目より広い範囲で吹いています・・・・・
サフェーサーも加えるシンナーの量を変えて吹きます。
同じ吹き方でもシンナーの量を変えることによって塗る厚みを変える事が出来ます。
2度目のサフェーサーはちょっとツヤを出して塗りました・・・
そしてゆがみをチェックします・・・
良さそうでしたら次の段階にいきます・・・(ダメなら修正、サフェーサーを繰り返します)
つづく・・・・・
ミニバイクレースや板金・塗装の作業例や塗装作品紹介をした
ホームページも作っています。
よろしければ見てください。
http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html
“自分でできる”クルマの補修塗装―手軽に挑戦できるタッチペイント、缶スプレーから本格派向けのスプレーガンによる塗装までを完全網羅
- 作者: 橋口 盛典
- 出版社/メーカー: 山海堂
- 発売日: 2004/08
- メディア: 単行本
ブログネタの構成を考えながら仕事をするのって大変だと思います。
仕事以外の記事ならゆとりも出ると思いますが集中するとね~(^_^;)
手順メモしないと ( ..)φメモメモ
by Ten (2006-10-19 11:49)
Tenさん こんにちは
作業風景を撮ろうと思っても作業中は手が離せない(時間との勝負)
時が多々あります・・・
そういう所が大切な部分でもあります・・・・
うまくいきませんね・・・・・
by オレ102 (2006-10-20 19:11)
今昭和48年マツダルーチェをレストアする中です。どこで板金(マイルドスチールシートメタル)をケマスか?
お願いします
デイビッドロバートソン
899-4332鹿児島県霧島市国分中央1丁目
12-11-1
gmail: dr50376272@gmail.com
by デイビッド (2010-11-24 08:16)
デイビッドロバートソンさん こんにちは
レストアなどで使っている鋼板は
お近くの鋼板屋さんで購入出来ると思います。
ボンデ鋼板や亜鉛メッキ鋼板などの名称で購入出来ると思います。
レストア頑張ってください!
by オレ102 (2010-11-25 21:46)