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バイク塗装・・タンク修理 [塗装]

前回、フロントフェンダーを補修したので

引き続き、他のパーツも補修していきたいと思います。

タンクのヘコミは、今回パテ修正でいきます。

何箇所かヘコミがあったのですが深いヘコミではないのでパテのみです・・・

最初はファイバーパテを使いました・・・

このパテは、乾燥後80番で研ぎました。

続いて・・・板金(中間)パテ・・・乾燥後、120番で研ぎました。

さらに・・・ポリパテ(仕上げパテ)・・・乾燥後、150番で研ぎました。

そしたら・・・・・

こんな感じに仕上がります。

続いて

シートカウルなんですが

ラインを消すのにサンダーで削っていると

こんなになりました・・・・

いったい何度塗り重ねたのでしょう・・・・

鉄のパーツでしたら、間違いなく剥離剤を使うのですが

樹脂系はそうもいきません・・・・・

かと言って、サンダーで塗装を落とそうもんなら

カウル自体も削ってしまい、形が崩れるおそれがあります・・・

そんな訳で、今回は表面を馴らす程度のペーパーがけで済まします。

パテは塗装の上から塗っていきます

こんな感じで止めときます・・・

一応、下地の塗装はラッカー系を使っていないようで

上からの塗装でもチヂミなどの問題は無さそうです・・・

続いて

フロントフェンダーですが

表面はこんな感じです

そして・・・裏面は・・・

多少、見栄えは悪いですが、強度的には問題ないです。

続いて・・・

塗装に入ります・・・

塗装前にやっておく事があります・・・

特に樹脂系のパーツは密着力が弱く、塗装をしても剥がれやすいです・・・

その為、最大限の密着力を得る為にこんな作業をしました・・・

まずは・・・洗います・・・

パテ前にも洗浄はしてるのですが

ここでもさらに全体を洗います・・・

スコッチブライト(布製のペーパー)に足付け用洗剤(中性洗剤でも可)を付けて

丁寧に洗います・・・細かい所は歯ブラシを使います。

洗い終わったら、よく水洗いをしておきます。

乾燥は、エアブローで強制的に乾かします・・・

ベストは熱をかけてさらに強制乾燥か、1日置いた方がより完璧です・・・

理由は自然乾燥だと、乾いたと思っても、実はパテや亀裂の奥深くに水分が潜んでいて

塗装後に塗料の下から沸いてくるような、エアかみやブリスタ(塗料のふくらみ)

塗装の剥がれなどが起きる場合があります・・・

ここが一番怖い所で、塗装後すぐに出てくるのではなく、

1週間後か、1ヶ月後か、1年後か、いつ出てくるかは分かりません・・・

ですので水分は完全(100%)に取り除きます。

乾燥後、シリコンオフでさらに脱脂します。

そして、タッククロス(ベトベトしたタオル)でパーツのホコリを取り除きます。

そして・・・プライマー

ミッチャクロンを使いました・・・

このプライマーは幅広い(塗装が付きにくい)素材に使う事が出来

使い方が簡単です(おススメです)

プライマー使用後、30分おきます。

そして

サフェーサーです。

タンク

タンク裏

シート

フェンダー

ここまで来たら 

あと一息です・・・

お盆休みまでには・・・・・

頑張ります・・・・・


ミニバイクレースや板金・塗装の作業例や塗装作品紹介をした
ホームページも作っています。
よろしければ見てください。
http://www.k2.dion.ne.jp/~paparin/index.html





クルマ&バイクの塗装術

クルマ&バイクの塗装術

  • 作者: 中沖 満
  • 出版社/メーカー: グランプリ出版
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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コメント 2

またまたプロの技術を分かりやすく載せていただき
ありがたいです。
樹脂製のパーツはこんな風に塗るんですね~
ミッチャクロンは使い勝手もさる事ながら名前も
最高ですね~(^m^ )クスッ
by (2006-08-03 20:17) 

オレ102

kazuさん こんにちは
ミッチャクロン最高です!
これを知る前は素材ごとにプライマーを分けてたんですが
今ではこれ1本でOKです。
ホームセンターでも置いてるのを見たことあります。
by オレ102 (2006-08-05 20:52) 

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